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更年期の女性に多いデリケートゾーンの乾燥とは
― フェムケア・ケアの考え方と原因をわかりやすく解説
更年期に入ってから増える、デリケートゾーンの乾燥という悩み
「以前より乾燥しやすくなった気がする」
「かゆみやヒリヒリした不快感がある」
「清潔にしているのに、なんとなく違和感が続く」
更年期を迎えた女性の多くが、こうしたデリケートゾーンの乾燥に関する悩みを感じています。
ただ、フェムゾーンの話題は人に相談しづらく、「年齢のせいだから仕方ない」と我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、この乾燥は更年期という時期に起こりやすい体の変化のひとつとして、近年あらためて注目されています。
更年期とは?女性の体に起こるホルモンの変化
更年期とは、閉経の前後およそ10年間を指す時期です。
この間、女性の体では女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が大きく変化し、徐々に低下していきます。
エストロゲンは、
- 肌や粘膜の潤いを保つ
- 外部刺激から守るバリア機能を支える
- デリケートゾーンや膣周辺の環境バランスを整える
といった重要な働きを担っています。
そのため、更年期以降は顔や体の皮膚だけでなく、デリケートゾーンの粘膜も乾燥しやすくなると考えられています。
なぜ更年期にデリケートゾーンの乾燥が起こりやすいのか(原因)
更年期のデリケートゾーンの乾燥は、ひとつの原因だけで起こるものではありません。
いくつかの要因が重なり合って現れることが多いとされています。
女性ホルモン分泌の低下による影響
エストロゲンの減少により、粘膜の潤いを保つ力が低下し、乾燥を感じやすくなります。
刺激に対する敏感さの変化
乾燥した状態では、下着の摩擦やムレ、排泄後の拭き取りなど、日常の小さな刺激でも痛みや違和感を覚えやすくなります。
洗いすぎ・刺激の強いケア
清潔を保とうとするあまり、洗浄力の強いソープで頻繁に洗うことが、かえってフェムゾーンのバランスを崩してしまうこともあります。
デリケートゾーンの乾燥で現れやすい症状・不快感
更年期の女性が感じやすい症状には、次のようなものがあります。
- かゆみやヒリヒリ感
- 洗ったあとにつっぱる感じ
- 下着が当たったときの違和感
- 性交時の痛みや不安感
これらは、フェムゾーンの潤い不足や環境バランスの変化と関係している可能性があります。
更年期のデリケートゾーン乾燥は治療が必要?相談の目安
多くの場合、デリケートゾーンの乾燥は更年期にともなう自然な変化として起こります。
ただし、
- 痛みやかゆみが強い
- 出血や炎症が続く
- 日常生活に支障が出るほどの不快感がある
といった場合には、婦人科やクリニックで相談することも大切です。
早めに相談することで、不安が軽減されるケースもあります。
更年期の乾燥に対して、今日からできるフェムケアの考え方
「年齢のせいだから仕方ない」と我慢する必要はありません。
更年期以降のフェムケアでは、清潔にすること以上に“バランスを保つこと”が大切になります。
- 洗いすぎず、やさしく洗う
- 刺激の少ないケア方法を選ぶ
- 潤いを守ることを意識する
こうしたセルフケアを生活習慣に取り入れることで、快適さにつながることもあります。
特に洗い方の見直しは、毎日の中で実践しやすいケアのひとつです。
更年期女性のためのフェムケア完全ガイドで、正しいフェムケアの洗い方について紹介しています。
▶︎ 更年期女性のためのフェムケア完全ガイド
(https://pono-pono.co.jp/journal/journal-42/)
体の変化を知ることが、ケアの第一歩
更年期のデリケートゾーンの乾燥は、特別なトラブルではありません。
体の変化を知り、自分に合ったケアを選ぶことは、これからの時間を心地よく過ごすための大切な一歩です。
まずは、今の自分の体に目を向けることから始めてみてください。


