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化粧品に防腐剤が入っている理由

化粧品やソープの成分表を見ると、「パラベン」「フェノキシエタノール」「安息香酸Na」などの名前を目にしたことがあるかもしれません。
これらはすべて防腐成分と呼ばれるもので、製品の品質を長く保つために配合されています。

化粧品は基本的に「水」を含むため、そのままでは時間の経過とともに雑菌やカビが繁殖してしまいます。
そのリスクを防ぐために、メーカーは防腐剤を入れて「安全性と安定性」を確保しているのです。
つまり――防腐剤は“品質を守るための保険”というわけです。

【防腐剤は“菌を殺す”ための成分】
防腐剤や保存料は、カビや雑菌の繁殖を防ぐために配合されます。
つまり、菌を生かさないことを目的とした成分。
防腐剤が入っている限り、善玉菌である“乳酸菌”も生き延びることはできません。

一般的な液体タイプのデリケートゾーンソープや化粧品で「乳酸菌配合」と書かれていても、
実際に配合されているのは多くの場合、“死菌(すでに死んだ乳酸菌)”です。
これは、防腐・殺菌成分の存在下では、生きた菌を維持できないからです。

【“防腐剤フリー”でも油断はできない理由】
最近では「防腐剤フリー」と表記された化粧品も増えてきました。
しかし、その多くには防腐剤の代わりに殺菌作用や保存性を持つ別の成分が配合されています。
これは、業界で「防腐剤」として指定されている成分リスト(パラベンやフェノキシエタノールなど)に該当しないため、「防腐剤フリー」と表示できる仕組みになっているからです。
言い換えれば、“防腐剤フリー”と書かれていても、菌を抑えるための成分自体は入っていることが多いのです。
そのため、すべての“防腐剤フリー”製品が菌にやさしいわけではありません。

【“口に入っても問題ない”ほどのやさしさ】
さらに、ポノポノの製品で使われている多くの原料は、食品グレードのもの。
つまり、“口に入っても問題ないレベル”の品質基準を満たしています。

もちろん「食べるための製品」ではありませんが、
粘膜に直接ふれる部位に使うものだからこそ、口に入っても問題ないほどのやさしさを目指しています。
それは、防腐剤や余分な添加物を使わないという設計思想の延長でもあります。

ポノポノ(Pono-Pono)が目指したのは、“菌を殺さない設計”=生きた乳酸菌と共に整えるケア。
そのためには、防腐剤も代替保存料も一切使わないという選択が必要でした。

【防腐剤フリーを実現する「水を使わない設計」】
防腐剤を入れずに製品を安定させるのは、実はとても難しいことです。
なぜなら、水がある限り、どんな製品でも菌は繁殖してしまうからです。

そこで私たちは、「水を使わない=粉末処方」という答えにたどり着きました。

粉末の状態では、水分活性が極めて低く、菌が活動できない“休眠環境”を保てます。
使用時に水と触れることで、休眠していた乳酸菌が目を覚まし、膣フローラを整える働きを始める――そんな仕組みです。

この独自の技術が、「防腐剤ゼロ」と「生きた菌の共存」を両立させています。

【防腐剤が「菌を殺す」仕組み】
防腐剤の基本的な役割は、“菌を殺すこと”。
細菌やカビが生きられない環境をつくることで、製品を安定させます。

しかし、この「菌を殺す」力は、私たちの体にとって必要な乳酸菌にも作用します。
乳酸菌は膣内や肌の表面で“弱酸性の環境”を保ち、雑菌から体を守る善玉菌です。
防腐成分が多い製品を日常的に使うことで、乳酸菌までも減らしてしまう可能性があるのです。

【ポノポノが防腐剤を使わない理由】
ポノポノ(Pono-Pono)は、“菌と共に生きる”という考えから、あえて防腐剤を一切使っていません。

生きた乳酸菌を配合するためには、

・防腐剤や殺菌成分を使わないこと
・水を使わないこと(粉末処方にすること)

が絶対条件になります。

そのため、「Bioデリウォッシュ」は水を使わない粉末設計を採用。
菌が活動できない“休眠状態”で安定させ、使用時に水と出会うことで再び目を覚ます――
そんな科学的アプローチで、防腐剤フリーを実現しました。


すると、雑菌が増えやすくなり、においやかゆみ、乾燥トラブルが起こりやすくなるのです。

一時的に「いい香り」でごまかしても、根本の環境は悪化してしまう――
それが“香り頼みのケア”の落とし穴です。

本当に必要なのは、菌と共に整うケア。
ポノポノ(Pono-Pono)の「Bioデリウォッシュ」は、防腐剤や香料を使わず、
生きた乳酸菌が膣内フローラをサポートする“無香料のデリケートゾーンソープ”。
香りではなく、菌のチカラで清潔と健やかさを守ります。

“香りで隠す”ではなく、“菌で整える”。
それが、これからの時代のデリケートゾーンソープの選び方です。